1999年の10枚



TRICERATOPS/A FILM ABOUT THE BLUES

(EPIC ESCB2047)

このバンドは好きです。「良い」と思うバンドは沢山ありますが、「好き」ってのはそうそうないですね。 3人編成の格好良さを追究してるのに惹かれます。

古くはCream、BBA、The Policeといったところから、Johnny,Louis&Charまでトリオ編成のバンドはありますが、 是非これらのバンドのようなビックな存在になってほしいです。演奏が格好良いのよ。 特に林君のベースは「おおー」ってね。加えて、和田君の発言の蒼さが微笑ましい。

先行シングル"Going To The Moonがタイアップも手伝ってチャートの上位に食い込んだこともあり、この3枚目でブレイク。 1枚目の頃の勢いを落とすことなく、音が重くなり、和田、林、吉田の3人でしか出せない音に近づいている感を持ちます。 "if"は名曲だと思います。



UA/turbo

(Speedstar VICL-60473)

UAは「歌唄い」だなと改めて思いました。 今回は常連の朝本浩文、Little Tempoらに加え、 鈴木賢司がメンバーのGreenGenieが参加。 GreenGenieとのコラボレーションの"プライベート・サーファー"で新たな一面を打ち出すことに成功しました。

鈴木賢司はツアーにも参加。 僕なんかにしてみれば、イギリスに行って10年近くたって、 久々に日本で大勢の前で演奏を見せてくれたという意味で「凱旋」って感じなんですが。 次はSimply Redの日本公演での彼の姿を見たいところです。



宇多田ヒカル/First Love

(EASTWORLD TOCT-24067)

Hikki、5年に1枚で構わないので、良いレコードを作り続ける息の長いミュージシャンになってください。 もう1つお願いがあります。 Hikki名義ではなくって、Cubic Uの2ndを先に作って欲しいです。

『文藝別冊 総特集宇多田ヒカル』(河出書房新社、1999) という本の中に「ガーリーJ-Popper 15人と徹底比較」というコーナーがあるのですが、 一番最初に掲載されているのが「vs吉田美奈子」なんですね。 前にも書いたように、HIKKIを最初に聴いた時に僕は吉田美奈子のことをまず思い浮かべました。 そんなこともあって、この本の編集者に僕は大変好感を抱きました。 ちなみに、他の14人は MONDAY満ちる、ACO、古内東子、Chara、安室奈美恵、SPEED、UA、Misia、松崎ナオ、柿原朱美、浜崎あゆみ、鈴木あみ、椎名林檎、bird。



NiNa/NiNa

(SONY SRCL4653)

ミック・カーンがベース弾いてるってのが買った一番の理由。 で、かなり、プラスティックス。曲の感じがね。 プラスティックスとB-52'sが合体するとこんな感じなのかなって。 で、ミックのベースは抑え気味。 20年選手の同窓会プロジェクト的要素があるにも関わらず、 YUKIの加入で商業的にも大成功。



Clammbon/JP

(wea japan WPC7-10031)

ラジオで聴いて、買いたくなりました。 リズムの感じとピアノの入れ方が大好きです。 細野さんのラジオにゲストで出ていたことからもわかるように、 僕もそうですが、細野さんが彼らの音楽のマスターの一人なんでしょう。 これって、感覚的なものなんで説明しにくいんですが、聴くとわかるんです。




The Brilliant Green/Terra2001

(SONY SRCL4600)

ファーストアルバムを出した頃のメンバーの発言を聞くと、 セカンドはダメだろうなと思っていましたが、見事に裏切られました。 それもそのはず、デヴュー前から演っていた曲が多く、純粋な「新曲」の比率はそんなに高くないらしい。 ということは次のアルバムが「勝負」のアルバムですね。 "愛の愛の星"と"Brownie The Cat"は秀逸。

聴いた後に物足りなさ(特にアレンジと演奏)が残って、変な満腹感がないのがブリグリの魅力なのかな。




Double/Crystal

(FORLIFE FLCF-3753)

"R&B"ブームでしょ。 「ブーム」っていうのは偽物が増殖することと同義です。 Doubleはアメリカ志向が感じられて、楽しみにしていたのですが、 このアルバムのリリース直前にお姉様のSachikoが亡くなってしまったんです。 結構ショックでした。 今は、Takako一人で、Doubleとして活動を続けています。




bird/bird

(SMEJ Associated AICT1083)

Wyolicaと共に、大沢伸一が手掛けてヒットを記録したbird。 ライヴ評でも多くの人が触れていたように、「大沢プロジェクトの歌担当」という感がまだ残ってると思います。 春に出る次の作品で、birdの「色」がどれだけ出るかに期待したいところです。 力強さを感じる"Realize"がこのアルバムの聴きどころ。



Towa Tei/Last Century Modern

(akashic records 027/AMCT-4444)

テイさんって、まさに「非凡」。 ハイハットの音色にはじまる、「音」に対するこだわりに僕はもの凄い影響を受けています。 レコードの聴き方、曲を作る時のリズムの組み方、 これからも色々なものを僕達の前に提示してください。




松本隆/風街図鑑

(SMEJ SRCL4701-7)

7枚組、全101曲。曲が年代順に並んで収録されていないのがポイントです。 筒美京平のボックスはほぼ年代順に並んでいましたが、こちらはバラバラです。 「年代順にして欲しかった」という声も聞きますが、 僕はこの川勝さんによる絶妙の曲の配置を支持します。 ディスクを通しで聴くと、オムニバスアルバムとして それぞれ意図があるように感じられるんですよね。 「松本隆全仕事」的な企画ではなく、あくまでも「風街」というコンセプトに 基づいた企画であるということにこだわったことが年代順に曲を収録するのを拒否したのです。

11年ぶりにコラボレートした松田聖子のアルバムに「永遠の少女」という凄いタイトル を付けた松本隆の今年の活動に期待してます。





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